サンデーレース | Barたまブログ   ФAlfaromeo+Volvo+BuellФ

サンデーレース

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↑これ、何だかお分かりでしょうか?

これはFW16のコクピットです。イモラで散ったA・セナが当日、乗ってタンブレロを直進してしまったまさにそのクルマを事故後に警察が撮影したものです。事故原因はいろいろ言われていますが、タンブレロ手前の左コーナーにバンプがあって、跳ねた瞬間にステアリングロッド(写真上部)が折れたため、コントロールを失った、という推測が有力になっています。勿論、衝突の衝撃で破損した可能性もあり、真相は闇の中です。この折れたステアリングロッドは狭いFW16のコクピットを嫌い、事故前にセナの指示でテーパーを付けていた、という証言もありますが、写真では今イチ判明しません。現状、起訴されていたF・ウィリアムズなどは不起訴みたいです。

 

サーキット内でレース中の事故、普通は自己責任が原則ですから関係ないハズですが、数年前にあったフェラーリ使いの太田哲也氏が富士で起こしたF355の事故(クラッシュ という映画にもなりました。太田氏は全身火傷を負いつつ奇跡的に生還)もオーガナイザーの非を認める判決が出ています。

 

つまり何かしらサーキット内でレース中如何に関わらず事故があった場合、主催者側の責任を問われる可能性がある、つーことです。太田氏のケースは明らかに主催者に問題があったため、そのような判決になったのでしょうが、こりゃ主催者側は恐い判決ですよね。安全対策やって「何かあっても自己責任」って誓約書書かしてても責任追及される可能性あるんですから。こりゃ日本レース界、

儲からない→責任追及で及び腰→衰退 

 

ってことにもなりますわな。

そもそも、主催者側ってプロは別にして非営利でボランティアしてらっしゃる方が多いんですよね。そんなに責任追及されるなら辞める方も出てくるでしょう。ボランティア、というところを理解する必要はあります。

 

主催者の最低限の安全性確保、というのは大前提としてありますが、エントランス側もちゃんとした自己意識と責任持って望んでいただきたいですし、自分自身もそーありたいですね。

 

 

遊びとは言え「死ぬかもしれない」って。