サマータイムマシン・ブルース | Barたまブログ   ФAlfaromeo+Volvo+BuellФ

サマータイムマシン・ブルース



世間は夏休みに入り、通勤電車も少しづつではありますが微妙に隙間が出て来たよーに感じます。
さて、DVDの鑑賞評価、今月2本目です。ネタは「サマー・タイムマシン・ブルース」です。

監督は木元克行氏。CXの「踊る~」シリーズの監督で有名な方です。ま、はっきり言ってワイの趣味で観たのではナイんっす。とりあえず流れてたから見た程度だったんですが、結論から申し上げて、

かな~り面白かった

です。ま、いわゆるタイムマシンが突然現れるんですが、ストーリーの流れは他のタイムマシン系ムービーと同じ。過去に行ってタイムパラドックスの危険性が発生して、苦労しながら修正してゆく・・・みたいな。しかしだ、この作品で面白いのは、過去に行く理由がくだらないこと。夏休みの大学、SF研究会の部室で、1つしかないエアコンのリモコンにコーラを掛けて壊してしまうんですわ。ソレを過去に行って取って来ようちゅう目論見なんですねぇ。ま、複線もイロイロ張ってあるんですが、自分自身が大学時代にバカ騒ぎしてた雰囲気があって面白い。オチもね、よーく出来てんですわ。美術系もおバカを意識してやってんですよ。タイムマシンなんか羽根生えててパタパタとソレ漕ぐんですわ。おバカ過ぎで状況設定とかどーでも良いちゅうやつですな。大笑いする系おバカムービーを真面目に造ってで、それがまた楽で楽しいっす。緊張感ゼロなのがまた素敵。

こーゆー映画観ると普段の仕事も「ノリで行ってイイんじゃねぇ~のぉ?」と創作意欲が掻き立てられ、刺激になりますわ。いわゆるリアリティ追求の設定資料なんか要らないじゃん!みたいな。ノリでイイじゃん、ですわ。

主演は最近、流行りの瑛太 、上野樹里 、与座嘉秋など。後はヨーロッパ企画の面々なんで、中身はまんまコメディですが、造ってる方は十分承知の上で真面目にバカやってんですよ。それがイイ。


つーことで、

観て損なし度   ★★★★☆ (星4つ)

大作の箸休めに最適でしょう。