Tipo33.2 Stradale制作日記9 ~発泡ウレ、イタイんですけど~ | Barたまブログ   ФAlfaromeo+Volvo+BuellФ

Tipo33.2 Stradale制作日記9 ~発泡ウレ、イタイんですけど~

年末にスタジオ撮影をネジ込まれてヨロヨロしつつ、ギリギリの12/29まで追い込んだ我が

Scuderia Torifoglio Tipo33.2プロジェクト

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制作日記では年末にウレタン注入したことになってましたが、実際に7kgを吹いたのが年明け1/13のことでした。
(ズレてましたすみません。日記って毎日書かないと忘れますな・・・)

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最初は発泡ウレタンに慣れる作業で、とりあえず感触を掴み硬化するのを待ちます。2回目の作業時、ウレタンの発泡過程での特性を掴んで、ハコにした状態で発泡させる方法を仲間が編み出しました。

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↑フロントバンパー側面にウレタンを廻すため、段プラで囲い装着の図。JaguarXKみたい・・・。


さて、7kgを使ってみての感想は

「発泡ウレタンって超無駄」。

整形時に余分をカットしてゆくんですが、サクサク切れるので作業はし易いものの、上方に盛り上がるため殆ど切り落とすことになるのです。感覚的には

70%はゴミ

です。特にサイドは施行し難く、難易度高し。
で、造形監督から先に使ったウレタンもダメ出しをくらい、再度やり直すこととなりました。追加したウレタンは、フロント部使用量を考え、38kgとなりました。後で判明したコトですが、どーも板状にブロックのようにした状態のものを詰めていくやり方が正しいようです。結果的には38kg追加しても足りませんでした・・・。

で、ボディ全体に施行した状態から、段プラでアウトライン出している場所まで、余分なウレタンを切り取って行きます。作業はホームセンターで切削系のツールを漁り、切断と削りで行います。この作業は実際の原型出しとなりますから、非常に慎重。特に面が見えているだけに、ズバっと切れないんですねぇ。コソコソ削っては離れ眺めてまた削るの繰り返しでした。ま、これも後で判明しますが、面出し作業の切削ツールはデカいのでやる必要があるそーです。平滑な面を細かいツール使って出すのは至難の業ですからねぇ。コレも勉強ですわ。
そーやってコツコツ創り上げて行き、遂に3D面によるストラとご対面となりました!↓


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↑ボディ全体にウレタンの図。ちょこっと余分は削ってあります。初めて面によるストラが見えました!


おぉ!!凄ぇっ!!!
カッコ・・・・いいのか悪いのか既に判断つかないけど・・・・兎に角凄いっ!(っぜ俺たち!!)


最初の面出しは、やはり片側だけ精度の高い造形を完成させ、それを反対側へ移す算段で行きます。(実はコレも間違い)ある程度、段プラの上端が見えて来た段階が上の写真。コレ、当たり前なんですが想定していたラインより2~3mmは厚ぼったいんですねぇ。リアのボリュームも明らかにデカいぼっちゃり安産型ですわ。これが、扁平させた写真を見ていた弊害でした。また、ハイライトの入り方でキャラクターラインを探してますから、当然アングルや光源方向の差で違いが出るんですわ。それも主観となって個人差が出る要因になります。やはり造形に関しては複数人で仕上がりからチェックしてゆくしかなさそうです。


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↑背後からの図。明らかにデカいリア廻り。


で、削り込みに関しては段プラが見えるどころか、段プラからさらに削り込んで行くことになりました。
ん~思ったより難しいゾ・・・・。

しかしね、この発泡ウレタンちゅう代物の切削は簡単なんだけど、カスが酷くてエライ目に逢います。チリの粒子が細かいわチクチク痛いし、防塵マスク&ゴーグル、手ぬぐいと帽子、ナイロン製の作業着などあった方が良いですわ。



続きます・・・。