Barたまブログ   ФAlfaromeo+Volvo+BuellФ -3ページ目

Tipo33.2 Stradale制作日記5 ~超難関!ボディ制作開始~

3345


さて、今回の作業で一番難しいのは勿論、スカリオーネ作我が麗しき「Alfaromeo Tipo33.2 Stradale」の超流麗なボディ制作です。基本の工程をざっと説明しますと・・・・

1>縮尺モデル制作
2>原型オス型制作
3>原型メス型制作
4>FRP貼付け → 離型
5>磨き → 塗装 →完成


まー簡単・・・ですねぇ書くと。それぞれ大変なんですけど、まずは1>縮尺モデル制作のオハナシです。

でコレ、超簡単な方法は、

実車から採寸

なんですけど、世界に17台?で日本に2台ですが、どちらも観ることも叶わずです。となれば写真ですが、これは苦労してネット検索から収集済。あとは、3Dで観たいというところです。やっぱ、微妙な曲線とか分からないしね。ブルーシート(3面図)あれば楽なんですけどねぇ・・・。ま、3Dと言えば、手っ取り早いのは「ミニチュアモデル」です。その道のプロが造形してればかなりイメージ近い筈ですもんね。KYOSHOやら世界のTAMIYA辺りが1/12くらいのプラモ出してれば尚ベターです。が、意外に少ないんですよねストラ。

1/43と聞くとMINICHAMPSのミニカー想像する方も多いでしょうが、ご多分に漏れずストラもありました。世界限定1,000個のレアモデルがね・・・。(#因みに新品価格10k以上)買おうにも売ってないし、ヤフオクなどではプレミアもんになってますし、モデル自体も量産型の2灯ベースなので却下。

minichamps


続いて目を付けたのが、既に絶版となっていたオータキというメーカーが大昔に出していた1/12のプラモ。結構大型です。やはり2灯の量産型でしたが、採寸のし易さで確保に動きました。早速、ヤフオクにチェックを入れます。その間にも他を探しましたが見付からず。結局、2度目の出品時に@¥7k程度で落札しました。

otaki1


で、現物が来て勢い仮組みしたのが上の写真ですわ。
いやね、最初出来上がったときは、

「おぉ~さすがストラダーレ!カッチョえ~~~!!

と黄色い声を出してたんです。ところが日を置いたところで、収集した写真を紙焼きにしてファイリングしたんですよ。それ持って写真見つつ、このプラモと再会したところ・・・・

「なんじゃコリャ。全然違うジャンっ〆

3346
↑ホンモノ

otaki2
↑ニセモノ


ま、ね、パッケージ見たときから嫌~な予感してたんですわ。だってポルシェ904かと思ったmmだモン。それにオータキってナニ?って感じでしょ?兎に角、細部観れば観るほど違う。特に違うのは幅と高さ。こんなに平べったくねぇゾオイ。リアの抑揚も全然だし。まあ、このプラモの金型造った頃にぁ正確なディメンジョンなんて分からなかったでしょうし、当時の金型技術考えればしょうがナイんですけど、そのワリにサスなんぞ金属スプリング使ってちゃんとストラット機能しつつストロークするし、ドライブシャフトも再現してて複雑なギアを介してモーターライスで走るし、ムギ球点灯までするんですよ!!

んなパーツ造る金あったら
現車観にムゼオ行ってコイっオラ!!

museo
↑ムゼオのホンモノ
  

って感じですわ。
きっと少ない写真見ながら見えないトコは想像でコツコツ職人さんが金型彫って行ったんでしょうなぁ・・・・。


んなワケでコイツは原型としては不適格と判断。最早、サプライヤーには頼らんっ、とばかり、フルスクラッチでハンドメイドすることになりましたとさ・・・・・。マジですか。




続きます・・・




注:写真のオータキ(既にストラと言いたくない)のボディに打ってあるテンテンは、仲間が夜なべしてポインティングした跡。悲しげデス・・・。

Tipo33.2 Stradale制作日記4 ~切りますか~

beat5
↑在りし日のオリジナル状態・・・。


ベース車両のビートが手元に来たのが、昨年の9月9日でした。状態はともかく、N1マフラーが付いていたので迫力は満点でした。オリジナル状態を知る最後の機会と思い、軽く近所を試乗。カチカチ決まるショートストロークのMTは気持ち良く、ホントに手軽な1/1ホビーな感じ。スピードはNAの660ccですから速くはないんですが、低いシートポジションから拡がる世界観は独特。ハンドリングも昔の初期型MR2にあったようなナーバスな感じもなく、割と素直かと感じました。ま、面白い素材かな、と思いましたね。

今回のストラ制作にあたり、作業は10年来のロメオ仲間である某氏の作業場をお借りしてやっています。場所なければやる気にもなりません。で、氏が車両を回収して行ったのが9月10日のこと。翌日から雨続きでしたから

「回収が晴れのうちで良かったな~」

なんて感じ。仲間ウチではビートのパーツ集めやらチューニング・メニューの策定に気もそぞろ。やれリミッターがどうしたとか、ECUは熱でダメになるとか、車高調はどうだとか・・・。

で、実は、その頃、本体のほーは、
自走不可
になっちゃってたりして・・・。





hen1





まーいっかソコは。


で、ま、結果的には車検を切り、バラバラにすることも躊躇なく望める体勢に、望まなくもなったワケです(笑)
さて、いよいよレシピです。

まず、プラズマ溶断機、コレ必要です。鉄板やらフレーム切るときにゃ、重宝します。無論、溶接も出来ますので後々も使用します。国産で10万くらい。
で、下準備です。まず、外装やら内装やら、レースに不必要で外れるモノは兎に角外す。機械モノは残してシャシーだけの状態にするんですな。

beat1


当然、剛性や補強考えながらフレームも切って行くんですが、転倒やら衝突の事態も考慮して切るポイントや補強するポイントをよーく考えましょう。今回はロールケージも入れますので、斜度が立ち過ぎのAピラーもぶった切りました

beat4
↑Aピラー切って更にバルクも削る仲間


ま、プラズマ溶断機についちゃ非常に面白かったですね。なんせ鉄が溶けてサクサク切れるなんて未体験ゾーン。ついつい余計なトコまで切りそーでした。

beat2
↑あっちゅう間に丸裸のビート


ま、はっきり言って造るのは大変だけど、道具が揃っていれば壊すのは超早いです。都合、2日程度でこの作業は終了。で、丸裸にしたらとりあえず車両は放置しときます。


問題はここから。いよいよボディ制作に入って行くワケです。




続きます・・・・





332a
↑程遠い・・・

動き出した2007年F1!

モータースポーツはオフ・シーズン真っ只中ですが、Formura1はそろそろ新シーズンに向けて動きが出て来ました。

まず、1/13に先陣を切ってトヨタが新車「TF107」を発表。

tf107

毎年、開発だけは早いんだけどね。過去5年で全く結果がゼロと言って良いでしょう。ガスコインを解雇したりでテコ入れしましたが、今年も昨年とは大きく体勢は変わらずヤルノとラルフのコンビ。新車を写真で見る限り、カラーリングのせいか昨年のTF106と余り印象変わらず。ドライバーやら技術やらディレクターどーのこーの言うより、$5000万でシューミー雇った方が良いんじゃナイの?期待は薄し。


続いて早くも本命フェラーリの新車「F2007」が1/15にローンチ。

f2007

天才2人、ロス・ブラウンとミハエルが抜け、ジャン・トッドもスポーティング・ディレクターから降りた後の重要な再スタートです。新車「F2007」はフロント・ウイングがまた違うしリア・セクションが非公開のまま。リア・サス廻りのカバーが無く、ぱっと観F3000クラスのような風貌。また新しいチャレンジと好感を持っております。

f20072

フィオラノのシェイクダウンも好調なよーですが不安も少し・・・。

fkimirai

キミ・ライコネン、やっぱアカは似合わんなぁ・・・。


翌1/16には宿敵フェラーリからタイトル・スポンサーのボーダフォンをかっぱらったマクラーレンの新車「MP4/22」がデビュー。

mp422

ボーダフォン・カラーとメルセデスの銀の融合でメタリック・レッドな感じを期待してたんですが、結果はご覧の通り昨年とたいして変わらず。こちらも天才ニューイーがレッドブル移籍後、完全新設計と思われます。車体は低く見えますが、エアポッドの四角い後端が好みに合わず嫌いな感じ。新エース、アゴンソ加入で帝国復活なるか?な感じですが、果たしてマシンが付いて来るかな~?個人的にはアゴンソより新鋭ルイス・ハミルトンに注目してます。


してローンチはまだながら、ルノーの新車「R27」の極秘テスト写真がネットに流出。

r27

更にヘレス合同テストでシェイクダウンも敢行。タバコ・マネーの締め出しでJTマイルドセブンのシアンからINGにスポンサーが変更された関係で、濃紺にオレンジのINGカラーとルノーの青×黄を融合した(?)デザインになる予定。こちらは、アゴンソ流出で繰り上げエースのフィジコと、昨年のドライバー・マスターズでシューミーを下し世界一になった新鋭コバライネンのコンビ。今年のF1では、このコバライネン要注目デス。



f107
↑BMWも新車ローンチ済なれどコメントはなし




新年明けました

正月も忙しくイロイロやってましたら、明けてしまいました2007年。
本年もノロノロ、マイペースでUPしてきますんで、よろしくお願いします。

とりあえず、年末ギリギリに辿り着いた、現在のTipo33.2ストラを
限定公開。



3321

Tipo33.2 Stradale制作日記3 ~ちょいガキオヤジ~

33232


造るぞ!
の意思決定までお話しましたが、次のステップは賛同者を集めること。よーは出資者を揃えるんですな。当然、人数が多ければ@は下がりますが、乗る人も増えるワケです。

乗らなくてイイ!金は出すから、ただただ造らせろ!」

って方がいらしたら、是非紹介してください。

1123


この手のホビーレースは、車両の製作過程も含めて

純粋に楽しむ

のと

レースに勝つぞ!

の両立が意外に難しいところがあります。まず、考える必要があるのは耐久ですからドライバーの数。K4GPの場合、エコランとは言えゴールが

1000km又は10時間

という規定になっていますから、当然フルタンクでも完走は無理。数回に分けて燃料給油する必要があります。タイミング的にはその段階でドライバー・チェンジです。使用可能燃料は110Lですから満タン25Lとしても都合4回以上は給油する必要があります。ちゅうことは5人?と思いますが、なにせK4GPはお盆にやりますから、滅茶苦茶暑いんですよねー。

今年の優勝車は余裕で1000km走破しました。単純計算で

1000km÷5=200km/1人

ですか?戦場となる富士スピードウェイは1周4.56kmですから、約43周/1人?みたいな。おおよそ100分超ですわ。(実際はイン・アウトラップやピットイン時間がありますから、もっと少ない)測ってませんが、恐らく走行中の車内温度は40℃以上あると思います。ソコにノーメックスのレーシングスーツ+グローブ+ブーツ&ヘルメットして乗りますから、殆どサウナ状態っす。しかも窓は当然締め切り(笑)←注:K4GPではネットを張ることで特別に前席のみ解放可。

3334


つーよーな過酷な条件なので、オヤジにはキツいんですよねぇ。もっと人数増やそうか?ちゅう感じになるんです。しかし、勝つためには無駄なPIT回数は減らしたい。人数減らすと、@も体力もキツいし面白くない。ここが難しいところです。

11234


ま、兎に角、支出を抑えつつ遊ぶには、5名以上の仲間を集めるた方がイロイロ楽しいっすね。幸いなコトにウチのメンバーは、こーゆー主旨の遊びが大好きな、ちょいガキオヤジが多いので、直ぐ賛同いただけました。


そして、いよいよ車両制作が始まります。




続きます・・・

Alfaromeo Tipo33.2 Stradale 制作日記 ~発端~

コトの発端は、今年のK4GP決勝の8月15日でした。他チームからエントリーしていたメンバーから興奮した声でTell Call。

TZ1(Alfaromeo TZ1)走ってるゼ!GT40(Ford GT40)とかもっ!!」

そりは、こーゆー状態だったんデスね↓

GT40

↑川崎のマリンジェットEgをフォーミュラ・シャシに搭載したFord GT40。12月売1月号のTipoに詳しく載ってます。

tz1

↑オリジナル・TZ1のボディから型取りしたAlfaromeo TZ1。ベースは軽。

904

↑ザウルスJrのシャシを流用したポルシェ904?。

この方、実は前スレにも書きましたが、例年使っていたアルトをぶった切り、往年の名車「シャパラル2J」を制作したツワモノです。CGMでお知り合いになった富士スピードウェイ・オフィシャルのけいいちろうさんに「走るバスタブ」と命名されてましたが、側はともかく走りは錦。まさかの快走。トラブルでリタイヤするまではイイ感じだったよーです。

で、昨年辺りから、カテゴリを失ったザウルスのシャシー流用して往年の名車のボディを被せるクルマが出て来たんですねぇ。勿論、マッドハウスさんでも、スバル サンバーをベースにシャパラルもどきを制作、販売したりしてます。つまり、

オリジナル・ボディを造れる方法がある!

ってトコがキモなんですわ。コレってフツーに考えればプロの領域なワケで、更にソレ造って走らせる場所もあると。そりゃ、触手動くわね。で、どうせ造るならカッコいいがイイに決まってマス。ってコトで即答満場一致で

Stradaleを造るゾ!!(?)
※(?)はホントに造れるんか?!ってイミで。

ちゅうコトになったワケです。
これがコトの発端。





続きます・・・



↓ホントに造れるのかオレら?

Alfaromeo Tipo33.2 Stradale 制作日記 ~序章~

所属しているレース・チーム「Scuderia Torifoglio」で企画中のマッドハウスさん主催”K4GP”用レース車両、今年8月から動いているのはアチコチで匂わせていたのですが、コレのCGM公開については競合を増やさないため、

”マッタ!”

が掛かっていたのです。ところが、12月売りのTipo1月号やらAlfa&Romeoやらで今年参戦した車両の製作事例が紹介されてしまいまして、最早隠しても意味なし!とのことでこの度「CGM解禁」となりました。これから時間を見てちょっとづつ、公開していこうかと思います。

で、ナニ造ってるの?っていきなり本題ですが、それは・・・


Alfaromeo Tipo33.2 Stradale
3321


コレです。
因みにフルスクラッチのプラモやラジコン・ボディを造っているワケではなく、ちゃんと走行してしかもレース専用車両。いきなりちょっと飛んでマスね。自覚してますからハイ。


Tipo33.2 Stradale(以下、ストラ)についてはロメオ好きには超有名なスーパーカーです。1967年製でレースカーのTipo33用シャシーを流用した公道仕様車です。フランコ・スカリオーネがデザインした流麗なボディは、同時期に制作された名車Ferrari 250GTOよりも更に柔らかい曲線美で、ある意味Alfaromeoっぽくないクルマです。先日発売された8c Competizoneのデザインのベースとも言えるアルファロメオの歴史的逸品です。生産台数は僅か17台とか18台とか言われており、ヒストリック市場ではプレミアムもいいところの超怒級アイテムです。

ストラは当時でも相当高価な車両でしたので、オーナーの意向で各部に手が入っており、同じ仕様の車両は1台として無いそうです。そんな中でも大別すると2種類に分類出来ます。フロント4灯のプロトタイプと、フロント2灯の量産型と呼ばれるタイプです。この2種類、比較すると相当違うことが良く分かります。サイドからの流麗なラインはほぼ同じですが、フロント正面から見たAピラーの傾斜角は特に違います。立ち気味のプロトに対して、量産型は内側に寝ています。これによって量産型の方がルーフが滑らかに、低く感じます。顔の意匠も相当違いまして、特にグリル周りは開口部面積が違い、シャープなプロトに対して、ファニーな量産型、というイメージです。更にリアのオーバーハングは量産型が長めだったり、特徴的なホイールハウス後部のエア・アウトレット(?)があったりなかったりしています。

3322
↑4灯ライトのプロトタイプ。グラスハウスの印象が大きい。

3323
↑量産型の2灯タイプ。プロトに較べるとグラスエリアが小さく感じる。


余談ですが、資料解析していて一つ気付いたことがありました。以前、ムゼオのプロト車両が横浜に来たとき、アバ美のプロトとはルーフラインが違うことは気付いていたのですが、今回の調査で確信しました。アバ美にあるストラ、元は量産型だったようです。イタリアでプロト・スタイルに変更したんだとか。(後で確認もとれました)どちらが好きかと言われれば、より流麗なラインのアバ美の車両が完成されている気もします。


で、造るにしても、「どのストラにする?」は仲間内でも話題になりましたが、諸般の事情で

ムゼオ所蔵のプロトタイプ・ストラ

を目指すこととなりました。
※よんどころない事情はちゃんとあります。それはまた後日・・・。



遂に始まったストラ制作。果たして、ホントに造れるのか?!乞うご期待!!




続きます・・・・。

WOM (クチコミ) の恐い話

aidma



最近、消費者の購買行動が変わってきた、と言われてます。ちょっと外出しただけでも、実に様々な情報が氾濫していますよね。これだけ情報過剰な状態ですと何を指標に消費者が購買行動を起こすか、広告制作側でも困ってしまいます。

消費者が、

朝起きて→通勤→会社→外出→帰社→帰宅→寝る

つーよーな普通の1日で、接触すると想定されるメディアは、CM新聞雑誌ラジオweb駅貼り中吊りビルボードDMチラシなどなどまぁ凄い量です。
ある調査によると米国の一般的な有権者が1日に接触する広告量は、1990年代では「500」であったのが近年では、「3000~3500」になったという結果が出ています。メディアが増え”発信する情報量は10倍”とか言われてますが、全部吸収出来るワケではありません。記憶に残るのは30%程らしく、残りの60~70%の情報は”クラプター”と言って、記憶から落とされてるんですねぇ。視覚情報を脳が自動的に無視しているのと同じです。今朝、乗っていた通勤電車の中吊りを覚えていますか?余程インパクトや興味がないと殆ど覚えていないと思います。ま、それでも受ける側も進化はしていて、人間が消費出来る情報は従来に較べて約4倍に増えてるそうです。


4大媒体と言われていたTV、新聞、雑誌、ラジオにwebが割って入ってきたのはご存知だと思います。

「TVやラジオは視聴しなくなったから、メディアとしての価値なんて下がり捲り~」

とお思いでしょうが、実はんなコトはなくて広く一般認知を目的としたメディアとしては、依然有効な手段です。しかし、購買を意識した瞬間に情報媒体はTVではなくwebに移るのがここ10年の傾向です。なモノで、”web連動型”と呼ばれる広告手法に変わって来たんですねぇ。「詳しくはwebで”カチカチッ”」ってヤツです。

例えば、クルマを買うとしましょう。新聞の15段でふと見たクルマに興味を持ちました。家で見たTVCMでも再び接触して好感度がUPします。ちょっと欲しいカモ・・・。ここで従来であれば、DLRにカタログの請求をしたり、DMやチラシに接触したりして情報収集しますよね。ここから”webで検索”になったワケです。マーケティング分野では、従来の消費者行動を「AIDMAの法則」と言います。これは、

注目(Attention)→興味(Interest)
欲求(Desire)→記憶(Memory)
購入(Action)


といった行動を法則化したものです。
これに対して、webを介在した消費者行動はこのように変化しました。

注目(Attention)→興味(Interest)

検索(Search)→購入(Action)

共有(Share)


これを「AISASの法則」と言います。
この法則が最近になって更に変わって来ています。いわゆるWOM(Word Of Mouth:口コミ)です。

従来型の「AISASの法則」では、3番目の検索における有力な情報源は、企業でした。TVCMや限られた誌面では流し切れない商品説明や特性など、自社のwebに誘導して説明するワケです。これが、ここ最近では企業HPに行かなくなったんですね。※ま、アナタの消費行動もそーだと思いますケド。

つまりは、家電であれば価格.comであったり、化粧品であれば@コスメ、旅行であれば4travelのように、口コミサイトで情報検索しているワケです。「オーナーが語る真実」ってヤツですな。企業側が発信する情報は基本情報でしかなく、実際購入した人の体験や価値判断を、購買動機の一因にするよーになったんです。しかも動機付けのかなりのウエイトです。

ところが、情報発信側もんなコトは重々承知してるんですよ。つまり口コミで商品が売れるなら、口コミを仕掛けよう、ちゅう動きですな。これを

WOMマーケティング

などと呼びます。恐いところでは、大手企業にこれらの対処する専門部門を設置する動きが加速してるってトコです。相当、仕込みの準備をやってる、もしくは実施しているのです。これらは、「BUZZ」とか「Advocate」とか呼びます。

ま、企業側で仕掛けたWOMは凄く問題も多くて、殆どの場合はバレます。有名どころでは、某家電大手が携帯MP3プレーヤーのSP活動の一環でブログを設置しました。モチ、個人ブログと偽ってです。これ、文脈やトラバから直ぐ、企業制作とバレまして、かなりnetで叩かれました。いわゆる「ブログ炎上」です。して、何の説明もなくいきなり閉鎖したモノで、その後更に叩かれる羽目に陥ったことがあります。ちゅうことで、ここのところでは、「××の社長のブログ」やら「××会社営業のブログ」などと身分を明かしてWOMするケースが散見されます。(効果あったとは思えませんが)


で、今日のまとめ。
WOMもまだ始まったばかりですが、

口コミは、信憑性が高い!のではなく

口コミは、信憑性が高い!と思われる

が正しい。
結局、情報は溢れんばかりにあるんですから、有益な情報を見抜ける目を持つため、知識を累積して総動員で対処するしかなく、個人が持つしかないのです。それが出来ない人は出来る人に頼るしかありません。


口コミを鵜呑みにするのは止めましょう。


というお話でした。





SCCJ 2006 最終戦 Photo集 その2

ARの皆様、なるべくアバタは消しましたが、不味い画は削除依頼してください。下手ですがとりあえず勝手に持って行ってくださいませ。因みにクリックすると「」になります。

10

08

09
↑ホントは全車、このゼロ戦のよーに撮影する筈が・・・バッテリ切れましたすみません・・・。

15



14
13
11
15
12

SCCJ 2006 最終戦 Photo集 

06
05
04
03
02
01